ジャパンディな寝室を作る!賃貸でも北欧のような洗練空間を作る4つの新法則

ジャパンディな寝室空間

日本の住宅でも大定番となったインテリアスタイル「ジャパンディ(japandi)」。
このスタイルは、1日の疲れを癒す「寝室」と非常に相性がいいんです。

とはいえ、「リビングはなんとか形になったけれど、寝室をジャパンディにするにはどうしたらいい?」「リビングと同じような家具選びをすれば正解なの?」と悩む人もいるのでは?

実は、寝室には寝室特有の「引き算」と「リラックスの法則」があります。
他の部屋とは一線を画す、賃貸でもまるで高級ホテルのような静寂と癒しを手に入れる「ジャパンディ・寝室」の作り方を徹底解説していきます。

寝室の作り方の前に、まずジャパンディスタイルの基本を知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね!

なぜ「寝室」こそジャパンディの真髄を体感できるのか?

リビングが「家族と楽しく過ごすための場所」なら、寝室は「心身を安全に休める静の空間」です。

ジャパンディの根底にある日本の精神「侘び寂び」とは、単にモノがないことではなく、無駄を削ぎ落とした先にある物静かで豊かな空間のこと。この美学が一番活きるのが、まさに寝室なのです。

視界に入る情報を極限まで減らし、厳選された自然素材の質感に包まれて眠る——。

そんな、現代人の多くが求めている「五感からリラックスできる最高の睡眠環境」を、ジャパンディスタイルは完璧に叶えてくれます。

他の部屋と被らない!ジャパンディな寝室を作る4つの新法則

リビング編でご紹介した「ロースタイル」「アースカラー」といった基本をベースにしつつ、寝室だからこそこだわりたい「素材」と「光」の新しい法則を4つにまとめました。

①ベッドフレームは「すのこ」や「ローベット」で和モダンに

寝室の主役であるベッドは、ジャパンディの印象を決定づける最も重要なアイテムです。ここで選びたいのは、日本伝統の「布団を敷いて寝る暮らし」を現代風にアレンジした、高さのない「ローベッド」や、「すのこベッド」です。

特にヘッドボード(頭上の板)がない、または非常にシンプルなデザインを選ぶことで、壁の余白が引き立ち、日本らしい美しさが生まれます。木のフレームは北欧らしい明るいオーク材を選ぶか、少し落ち着いたアッシュ材を選ぶと、空間にすんなりマッチするでしょう。

②「ファブリック(布製品)」はリネンやウールで天然の凹凸感を出す

寝室は、ベッドカバーや枕カバー、毛布など、家の中でも「ファブリック(布製品)」が集まる場所です。ここにプラスチック混紡のツルツルした素材を使用してしまうと、一気に生活感が出てチープな印象に…..。

ジャパンディ・寝室を目指すなら、シワ感のあるウォッシュドリネン(麻)やざっくりと編み込まれたウール、オーガニックコットンなどの天然素材に徹底的にこだわりましょう。
色はアイボリーやベージュ、サンドグレーといった優しい色を選びつつ、あえて異なる「素材の凹凸感」を重ねることで、色をたくさん使わなくても、北欧らしいおしゃれな雰囲気が生まれます。

③照明は「直接光」を隠し、「間接照明」のレイアウトにこだわる

眠りにつくための寝室において、天井から部屋全体をキンキンに照らすシーリングライトは厳禁です。ジャパンディな寝室を作る最大のスパイスは光を直接見せない「間接照明」のテクニックです。

ベッドのヘッドボードの裏や、チェストの裏にLEDのテープライトを仕込んで壁を優しく照らしたり、足元にわしやファブリック製のスタンドライトを置いてみてください。
光と影の美しいコントラストが生まれ、夜が訪れるたびにホテルの寝室にチェックインしたような、高級感を癒しを味わえます。

④窓際はカーテンではなく「ウッドブラインド」や「プリーツスクリーン」にする

リビングとの大きな差別化ポイントになるのが、窓周りのアイテムです。寝室には一般的な布カーテンではなく、あえて木製の「ブラインド」や和紙のような質感の「プリーツスクリーン」をチョイスしてみましょう。

特にプリーツスクリーンは、障子をモダンにアップデートしたような美しさがあり、外からの光を柔らかく室内に通してくれます。直線のラインが美しいため、寝室全体を和モダンな印象に引き締めてくれます。

💡 HOW IS STYLE? 編集者の声
実は筆者も、以前は寝室に「遮光性の高い分厚い普通のカーテン」をかけていました。遮光性はバッチリだったのですが、昼間にカーテンを閉めているときの重たさや、生活感がどうしても拭えずに悩んでいたんです。
思い切って少し透け感のある天然麻のカーテンと、和紙調のプリーツスクリーンを組み合わせてみました。 朝、起きると障子越しのような柔らかい光が部屋全体を包み込み、それだけで朝の目覚めが劇的に変わったんです!寝室は「ただ眠る場所」ではなく、「五感を開放してリラックスする場所」。リビングのようにアクティブに活動しない場所だからこそ、こうした窓際や照明の「光」にこだわることで、リビング以上に完成度の高いジャパンディ空間が作れると身をもって実感しています。

賃貸に多い「濃い茶色の床」は、寝室においては「夜の静けさや落ち着きを演出する最高の味方」になります。
明るいアースカラーのリネン(ベッドカバー)を合わせることで、床の濃い茶色との美しいコントラストが生まれ、一気にホテルライクな空間に仕上がりますよ。
濃い床色を活かしたカラーコーディネートの黄金比は、こちらの記事で詳しく解説しています。
寝室のファブリック選びの参考にしてみてくださいね。

寝室にプラスしたい「お気に入りのアート」と「1割の黒」

寝室の壁には、ぜひお気に入りのアートやポスターを1枚飾ってみてください!
何枚も飾るのではなく、あえて大きめのフレームに「余白が多い抽象画」をポツンと飾るのが、ジャパンディの引き算の美学にマッチします。

このとき、アートフレームや間接照明のスタンドの支柱などに「細い黒」をチョイスすると、ナチュラルでぼやけがちだった寝室の空間がグッと引き締まり、大人っぽいモダンな寝室へと昇華されます。

自分だけの完璧な癒し空間を寝室から

寝室は、誰に見せるでもない、あなた自身が最も素の自分に戻れる究極のプライベートスペースです。

リビングのように「家族のおもちゃ箱」や「テレビ周りの配線」といったノイズに邪魔されることなく、自分の理想とするジャパンディの世界観を100%詰め込むことができます。

まずは、枕カバーの素材をリネンに変えてみる、小さな間接照明をベッドサイドに置いてみる、といった手軽な一歩から始めてみてはいかがでしょうか?
1日の疲れを癒す、あなただけの究極のジャパンディ・ベッドルームをぜひ作ってみてください。

こちらの記事では、「寝室だけでなく、家全体をジャパンディな雰囲気に統一したい!」という方に向けて、日本の賃貸でも生活感を消して劇的におしゃれに見せるコーディネートのコツをまとめています。あわせてチェックしてみてくださいね。