玄関の香り、どう選ぶ?インテリアになじむ香り選びのヒント

爽やかなシトラス、樹木を思わせるウッディ、植物の青々しさを感じるグリーン・ハーバルなど、玄関の色や素材、作りたい雰囲気から、自分の空間に似合う香りを探してみよう。

玄関 香り

玄関は、外と家の中をつなぐ場所。家に入ったときに最初に目にする空間だ。

そんな玄関の印象をつくる要素のひとつが「香り」。爽やかなシトラス、樹木を思わせるウッディ、植物の青々しさを感じるグリーンなど、選ぶ香りによって空間の感じ方も変わってくる。

では、自分の玄関にはどんな香りが合うだろう?
香りの種類や選び方、ディフューザーの置き場所、狭い玄関での取り入れ方まで、インテリアの視点から玄関の香りについて考えてみよう。

この記事でわかること

  • 玄関の色や素材、作りたい雰囲気に合う香り
  • 3つの香りを実際に玄関で試して感じた、気分や過ごし方の違い
  • ディフューザーの置き場所や、狭い玄関で香りを楽しむ方法

どんな玄関にしたい?

玄関の香りは、好きな香りから選ぶのもいいが、壁や床の色、家具の素材から考えてみるのもひとつ。

家具を選ぶときに、床や壁との相性を考えるように、香りも玄関を構成する要素として選んでみよう。

明るく爽やかに!|シトラス系

レモンやオレンジ、ベルガモットなどのシトラス系。柑橘を思わせる爽やかな香りで、白い壁やオークなど明るい木を使った玄関にも合わせやすい。

同じ柑橘でも、レモンはシャープで爽やか、オレンジはやや甘く、ベルガモットはほのかな苦味を感じるものも。朝、気持ちよく出かけたい玄関に取り入れてみたい。

玄関 香り シトラス

木の温もりを活かしたい!|ウッディ系

ヒノキやシダーウッド、サンダルウッドなど、樹木や森林を思わせるウッディ系。木製のシューズボックスやベンチ、籐でできたかごなど、自然素材を使った玄関とも馴染みやすい。

清涼感のあるヒノキから、甘さや重厚感のあるサンダルウッドまで、樹木によって香りの印象はさまざま。玄関に使われている素材から、似合う香りをチョイスするのも面白い。

玄関 香り ウッディイメージ

グリーンのある玄関に!|グリーン・ハーバル系

観葉植物を置いているなら、葉や草を感じさせるグリーン系や、ローズマリー、ミントなどのハーバル系も選択肢になる。

白やグレーなど無彩色を基調とした玄関では、植物の緑そのものがアクセントになる。そこにグリーン・ハーバル系の香りを加えれば、視覚と嗅覚の両方から自然を感じられる。

観葉植物そのものの置き場所に迷っているなら、こちらの記事でも玄関を含めた配置について紹介している。

関連記事を読む:

観葉植物はどこに置く?インテリアになじむ置き場所・配置の考え方

香りを変えると、玄関はどう変わる?

香りによって空間の印象が変わるというけれど、実際のところはどうなのだろう?

そこで、同じ玄関でシトラス系、ウッディ系、グリーン系の香りを試してみることにした。

比べてみたのは、香りそのものよりも、出かけるときや帰ってきたときにどんな気分になるか。しばらく暮らしながら、それぞれの違いに迫る。

シトラス

シトラスを置いてまず感じたのは、玄関に入ったときの軽やかさ。柑橘の爽やかな香りは、白い壁や明るい木ともよく馴染み、空間全部が少し明るくなったように感じる。

特に気持ちがいいのが、朝、家を出るときだ。ドアを開けるまでの短い間にシトラスが香ると、いつもの気だるい月曜の朝でも、ほんの少し足が軽い。

玄関まで少し朝型になったようだ。

この家に暮らす人なら、早起きをして、果物を食べ、余裕を持って家を出るのだろう。
少なくとも玄関はそのつもりでいるようだった。

ウッディ

ウッディに変えると、同じ玄関でも雰囲気は随分と違う。

木を思わせる穏やかな香りは、木製のシューズボックスやカゴなどの自然素材とよく馴染む。新しい香りを足したというより、玄関にある木の存在感が増したような感じがある。

外から戻って、ドアを閉めた習慣に木の香りを感じると、「家に帰ったきた」という感覚が深くなる。

森の中の小さなログハウスへ帰ってきたといってもいい。
窓から見えるのが隣のマンションの壁であることを除けば…..。

グリーン・ハーバル

最後に試したのが、グリーン・ハーバル系。

観葉植物のそばに置いたけれど、なかなか相性はいい。植物の世話をする時間もこの香りがあると心地いい。

植物が、玄関の香りまで担当している。
ただ玄関に置いていただけだったが、香りを加えると、随分と働き者になった。

玄関では、どう香らせる?

香りが決まったら、次は取り入れ方。玄関ではリードディフューザーのほか、アロマストーンやルームスプレーなども使える。

いつでも香らせたい!|リードディフューザー

芳香液を吸い上げたスティックから香りを広げるリーディフューザー。
置いたまま継続的に香らせることができるので、玄関を開けた時にいつでも香りを感じたい人に向いている。

ガラスや陶器など容器のデザインもさまざま。玄関では目に入りやすいので、オブジェや花器を選ぶように、周囲のインテリアとの相性にもこだわりたい。

省スペースで楽しむなら、アロマストーン

石膏や陶器などに精油を垂らして使うアロマストーン。
コンパクトなものか多く、小さな棚やシューズボックスの上にも置きやすい。

電源を必要としないため、コンセントの位置を気にせず置けるのも玄関では嬉しいポイントだ。

必要なときだけ香らせる、ルームスプレー

常に香らせるのではなく、必要なときだけ使いたいならルームスプレーはいかが?
帰宅や来客前など、自分のタイミングで香りを加えられる。

ものを無闇に増やしたくない玄関にはうってつけだ。

ディフューザーはどこに置く?

リードディフューザーを置くなら、シューズボックスやコンソールなど、ある程度高さのある場所が候補になる。

ただし、ドアのすぐそばや荷物を置く場所には注意したい。
買い物袋を持って帰ってきたときや、傘を手にしているときにボトルへ触れると、倒してしまう危険性がある。

鍵や郵便物が集まる棚に置くなら、ディフューザーの周辺には少しの余白を。香りの道具であると同時に、玄関に置かれるひとつのオブジェとして考えたい。

狭い玄関ではどうする?

玄関が狭ければ、香りもコンパクトに。

小さなリードディフューザーやアロマストーンなら、限られたスペースにも置きやすい。棚がなければ必要なときだけ使えるルームスプレーという方法も。

香りが強すぎる場合は、リードディフューザーのスティックの本数を減らすなどして調整を。リビングのように長時間過ごす場所ではないので、扉を開けたときにほのかに感じるくらいで十分だ。

香らせる前に、空気を整える

靴や濡れた傘が集まる玄関は、湿気やニオイがこもりやすい場所でもある。気になるニオイがある場合は、香りを加える前にその原因から整えたい。

濡れた靴や傘を乾かし、ときどき靴箱の扉を開けて換気する。程度によっては除湿剤を使用するなど、玄関の状態に合わせて対策を。

香りで別の匂いを覆い隠すのではなく、空気を整えたところに好きな香りを加えるのだ。

香りから玄関をつくる

玄関を整えるときは、収納や照明、植物など、目に見えるものが中心になりやすい。そこに香りという選択肢を加えてみる。

明るい木の玄関にはシトラス、木の質感を生かした空間にはウッディ、植物のある玄関にはグリーンやハーバル。もちろん、決まった組み合わせがあるわけではない。

玄関を見渡して、どんな香りを合わせるか。

いつもの空間を、鼻から考えてみるのも面白い。