インテリアは「センス」じゃなく「ルール」で考える
「インテリアって結局センスでしょ?」
そう思っていませんか。
SNSで見かけるオシャレな部屋。雑誌で見かける洗練された空間。比べれば比べるほど、「自分には無理かも…」と感じてしまう。
でも待ってください。
インテリアコーディネーターの立場から言うとそれは少し違います。
多くの人がつまづくのは、センスがないからではありません。ただ、インテリアのルールを知らないだけです。
この記事では、
インテリアはなぜ「センス」の世界に見えるのか?
実は誰でも使えるインテリアの「ルール」とは何か?
家具選びや配置で失敗位しないための判断軸
を、わかりやすく解説していきます。
「インテリのセンスに自信がない…」と感じている人ほど、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜインテリアは「センス」だと思われがち?
なぜインテリアはセンスだと思われがちなのか。
理由はとてもシンプルです。
それは、
インテリアの正解が、言葉で説明されてこなかったから。
例えば、ファッションには「体型に合う」「TPO」という考え方があります。料理には「レシピ」がありますし、文章にも「起承転結」や「構成」があります
でもインテリアは、「雰囲気」「バランス」という言葉で片づけられがちです。
結果として、うまくいかないのは自分のセンスのせいだと感じてしまう。
これは、とてももったいないことです。
家具の愛好家が考える「失敗の共通点」
私はこれまで、インテリアコーディネーターとして、たくさんの部屋づくりをみてきました。
そこで気づいたことがあります。
失敗する人の共通点。それは、
「好き」だけで家具を選んでしまうこと。
例えば、
デザインが好きだからソファを買った。
色が可愛いからこのラグを選んだ。
気持ちはとてもよく分かります。
でもその結果、
部屋が狭く感じる。
なんだか落ち着かない。
家具同士がちぐはぐ。
という状態になることが多い。
これはセンスの問題ではなく、順番の問題です。インテリアコーディネートにはちゃんと考える順番があります。
インテリアの基本は「3つのルール」から始まる
難しい話はありません。まずは、この3つだけをおさえてください。
それは、
サイズのルール
色のルール
配置のルール
この3つを守るだけで、あなたの部屋は驚くほど整います。
ルール① サイズを間違えないこと
家具選びで一番多い失敗。それは、サイズが合っていないことです。
ソファが大きすぎる。
テーブルが高すぎる。
収納が圧迫感を出している。
総務省の住宅・土地統計調査をみると、日本の住宅は年々コンパクトになっています。
それはつまり、昔より「余白」が少なくなっているということ。
だからこそ重要なのが、
家具は「部屋に置いた状態で考える」ということです。
例えば、
通路は60センチ以上空ける。
ソファ前の動線は人が通れるか。
椅子を引いた時にぶつからないか。
こうした、身体感覚のルールを基準にします。
「置ける」ではなく、「暮らせる」か。
ルール② 色は3色まで
インテリアがごちゃつく原因。それは、色が多すぎることです。基本の配色ルールはとても簡単。
ベースカラー:70% メインカラー:25% アクセントカラー:5%
例えば、
壁、床⇨ベース
家具⇨メイン
小物(クッションなど)⇨アクセント
色数を抑えるだけで、部屋は一気に落ち着き、洗練されます。
インテリアのセンスがないと感じている人ほど、色をどんどん足してしまいがち。
でも実は、引き算の方がずっと重要なのです。
ルール③ 家具の配置は「壁から考える」
家具配置で大切なのは、
いきなり中央を考えないこと。
まずは、壁。
大きな家具は壁につける。動線は壁に逃がす。
そうすると、部屋の真ん中に余白が生まれます。この余白があるだけで、部屋は広く、整って見えます。
家具配置の基本は、「空いている場所を埋めない」ことでもあります。
「センス」がある人は選び方を知っているだけ
ここまで読んでみて、どうでしょう。「思ったよりも難しくない」そう感じていれば、大丈夫です。
実は、いわゆる「センスがある人」も、無意識にこのルールを守っています。
違いは一つ。
それを言葉にできるかどうか。言葉にできれば、再現できます。
インテリアは「正解」より「判断軸」
大切なのは、この家具が正しいかどうかではありません。
自分の部屋のサイズに合っているか。
色のルールから外れていないか。
自分の暮らしに合っているか。
この判断軸があれば、多少の好みの違いは問題ではありません。むしろそれが、「その人らしさ」になります。
「ルール」を知れば、インテリアはもっと楽しい!
この記事では、
インテリアはセンスではなくルールで考えられること。
家具選び、配色、配置の基本ルール。
失敗しない判断軸。
をお伝えしました。
インテリアは、才能のある人だけのものではありません。ルールを知り、次便の暮らしに合うかどうかを考える。それだけで部屋作りはずっと楽になります。
あなたは「センスがない」のではなく「まだルールを知らなかった」だけ。
そう思えた瞬間から、インテリアはもっと楽しくなります。
